旅の4日目、長崎は朝からひどい雨でした。レンタカーを借りて移動する予定でしたが、お店に行くまでの道は川と化し、折りたたみの傘なんてほとんど役に立たないし、キャリーケースにも浸水する始末。道路の冠水やそれに伴う事故もニュースになっていました。とりあえず、焦らず安全第一で行こう、と言うことになり、、、
最初の目的地は、ペンギン水族館!!ここは旦那様から唯一のリクエストの場所でした。ペンギンと言っても、種類が豊富。この日はペンギンたちの体調を整える断食の日。ご飯タイムのショーがなくて訪れていた他の子供たちにはちょっと残念だったのかな?ただ、断食も含め、様々に気を遣って飼育されている様子を知ることができて私は知的に満足でした。
島原の乱で農民達が立て籠もった原城跡。全てが焼き尽くされ壊されたので、城の跡らしきものはほとんど残っていません。天草四郎の像と十字架の碑が立っていました。
海を見つめて祈りながら立つ三体の像。好きな写真です。沢山の人たちの祈りを今も続けていてくれるように思います。
城があったことを思い出させるような石垣。
この後、有馬キリシタン遺産記念館と言うところを訪れました。隠れキリシタン達の遺品を見たり、歴史を知ることができます。原城の跡から発掘されたロザリオ、仏像の中に仕込まれた信仰の証など、弾圧の厳しさや信仰の強さを物語っているようでした。
遺産記念館のスタッフの方に道を教えてもらって訪れた日野江城跡。キリシタン大名有馬氏の居城だったそうです。城跡までの坂道の厳しいこと(>_<)
城主の有馬氏は追放されてしまうので、城もその後使われることもなかったのでしょう。大手門から本丸に続く石段の一部が発掘されて見学できるようになっていました。保存のためか調査のためか、足場が組まれたところを自由に(?)見学しました。
キリシタン大名と言うと、キリスト教に理解がありその価値を知り(信仰し)、、、最終的には迫害されてしまう、という何となく気の毒なイメージがありました。ただ、この石段にはキリスト教を擁護する過程で取りつぶした寺社の石材が使われています。 何となく「やはり(大名は)為政者なんだ」と、当たり前のことを認識させられた事実でした。
日野江城の跡も、この上に建物があったんだなあ、と思わせる敷地と石垣跡が所々に見られます。
私個人としてはいろいろ想像したりして楽しかったのですが、観光と言うより、歴史的な意味としてもう少し保存、整備がよくなるといいなあ、と思いました。