午後、文京シビックへ演奏会に行きました。
東フィル&小林先生の演奏会。15日のお礼に伺うことが目的だったので、特にプログラムをチェックせずに行って、曲目を見てびっくり!!
ブルッフのヴァイオリン協奏曲とマーラーの交響曲第5番。
いわゆる「マラ5」ってヤツですね。1時間を越える大曲です。ダイナミクスも半端じゃないので心身ともについて行くのが大変。普段は体調を整えてから演奏会に臨むのですが、今日は全く不意打ちを食らった感じでした。
「大丈夫かな?」
って、なんかいきなり不安になったりして^^;
ブルッフのヴァイオリンは長尾春花さん。力強い、でもしなやかな演奏でした。後で楽屋近くでお見かけして、妖精のようなかわいらしい方でびっくり。ステージではあまりに存在感があったし背も大きく見えたので、、、。
休憩を挟んでいよいよ「マラ5」
冒頭のトランペットがえらく低いピッチからスタートしたので「あらら?」と思ったのですが、すぐに持ち直して鮮やかに吹き切りました。確かに格好いいんだけれど、プレッシャーだなあ、このソロ。
マーラーは自分の気持ちを歌い始めると途中で急にその先をさらわれて、また別の心情や情景が描かれ始めるような気がします。それを指して「精神分裂」とか言う人もいるけれど、意外と私達の日常もそんなモノかな、と思ったりします。1つの想いに浸れることってあまりなくて、次から次へ流されたり振り回されたりすることも結構あるし。自分の中にも、喜びと悲しみが同居している時もある。
そんなところを正直に?描いているのかもしれない、って思いました。
心身ともについて行かれないか、と思いましたがホルンも美しいし、弦楽器の音色も豊かで楽しむことができました。壮大な空間のうねりに身を任せて、心が解きほぐされた感じです。
今週は明日行ったらまたお休みですね。明日を乗り切る栄養は貰えたかな?