5日目の朝に行った北海道大学植物園。
初代園長の宮部金吾記念館。研究の資料や遺品、エピソードから、お人柄がしのばれます。学友の内村鑑三や新島襄との書簡も展示されていました。互いの近況を報告したり功績を讃え合ったり、気遣い合ったりということも、当時は手紙が中心だったのですね。今だと「受賞聞いたよ、おめでとう」ってメールで済んでしまうところでしょうか?驚いたのが、その友人同士の英文での手紙がかわされていたこと。前の日の伊福部氏、掛川氏といい、この方々といい、、、才能も情熱も半端無い、、、と。
植物園内はこんな豊かな緑。雨上がりで植物が更に生き生きとしていました。表示で40分程度で回るショートコースと、1時間半くらいかけて回るじっくりコースがありました。(某旅行雑誌には所要時間40分とありました)私達はショートコースでまわったのですが、あちこちひっかかる、ひっかかる(笑)寄り道&回り道で2時間くらいかかってしまいました。
ひっかかった1つが「北方民族植物標本園」アイヌ民族の他ウィルタ、ニブフなど東アジアの北方民族が、衣食住に利用した植物が生活での用途などの表示とともに栽培&展示されていました。食料の他、染料や薬、道具の材料としての利用がとても興味深かったです。観光スポットとしての華やかさはないですが、好きな人にはたまらない空間ではないかと思います。
日本三大がっかり、と言われる札幌時計台。向かいの撮影スポットから撮ってみましたが、木の枝に阻まれてダメでした(笑)この写真では、全く説得力がないのですが、私はがっかりなんてことはないと思います。
もともとは札幌農学校(現北海道大学)の演武場だったという、この時計台の2階。多くの学生が志をもって集っていたんだろうな、と思います。
お昼の後、さっぽろ羊ヶ丘展望台に行きました。クラーク博士の像がある高台です。さっぽろ雪まつりの資料館を見たり、足湯に浸かったり、、、きれいな空気を吸ってのんびりしました。
羊たちは絶賛お昼寝中でした(笑)